素粒子物理学のこと。

ノーベル物理学賞が東京大宇宙線研究所長の梶田隆章に決まりました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00000118-mai-sctch
その受賞理由がニュートリノの質量発見で、
素粒子物理学の範疇にあります。
私はある時期から素粒子物理学に強く惹かれて、
少しずつ入門書を読んでいます。
読んでいても結局理解できないのですが、
自分が知りたい何かがこの向こうにあるのではないか、
という直感に突き動かされて
時間をみつけては少しずつ読むようにしています。
実際分からないのに読んでいる時間はとても豊かです。
素粒子物理学の研究はモノを構成する最小単位である素粒子を対象とします。
それはつまり私たち生物や地球、宇宙を何が構成しているかを知ることです。
その素粒子の一つがニュートリノです。
また素粒子の特性を知るために特殊な状況を考え出していき、
そこでの素粒子の振る舞いを調べて理論にし、
どんどん特殊な状況を考え出しては、
それに対応する理論を作り、
実証を重ねて法則を見つけ出し続け、
発見された各理論を統合してきました。
それは標準模型と呼ばれ、この宇宙を一つで説明できる数式です。
物理学者は標準模型で世界の構成を解明しようしているのです。
そしてそのことが私に言葉にできない大きな衝撃を与えるのです。
人の主観を排した純然たる世界を構成する理論。
それは神の世界を追求する求道者、
自然の極限に挑戦する登山家、
真理を追いかける哲学者、
客観的な美を追いかける芸術家
おそらくそういった世界と通じるのだと思います。
私が惹かれている理由はその辺にあるのでしょう。
どうしてもこういった学問は批判にさらされます。
実用性がないとか。
このノーベル賞の受賞で少しでも世の中の人に関心を持ってもらえれば、
こういった研究の環境が改善されるかもしれません。
ご興味のある方は以下の本がおすすめです。
①「強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く」
大栗博司著 幻冬舎新書
http://ow.ly/3yhwue
②「重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る」
大栗博司著 幻冬舎新書
http://ow.ly/3yhwxc
宇宙にある力は現在4つに絞られています。
その4つは。電磁気力、重力、強い力、弱い力です。
後半に手抜きの名称がありますが、本当です。
この4つのうち、強い力と弱い力は①、重力は②で
詳しく解説されています。
理解できるかは別にしてとても読みやすい文章です。
興味のある方はどちらも一読を。
私は理解できませんでしたが、今も再読しております。
素粒子物理学って話ができる人があまりいないのですが、
興味をもった方がいればぜひお話しましょう。
大栗先生の本はとても分かりやすく高度な文章です。
力の2冊を読んだら大栗先生の超弦理論に挑戦します。
私の人生にとって超弦理論は一悶着あった理論なんです。
みなさんも興味があったらぜひ!